「入社祝い金」って聞いたことありますか？

入社すると、企業から入社祝い金がもらえることがあります。入社祝い金は、新生活のスタートを応援するために支給されるもので、金額は数万円から数十万円程度が一般的です。

しかし、最近では、100万円を超える高額な入社祝い金が支給される求人も珍しくありません。

そこで今回は、入社祝い金の最新トレンドを徹底調査しました！

業種や地域別に金額相場を調べるだけでなく、知っておきたいデメリットなどもご紹介します。

入社祝い金とは

入社祝い金とは、新しく入社する従業員に対して支給されるボーナスの一種です。

入社祝い金について簡単に説明していきます。

入社祝い金の目的は大きく2つ！

・新入社員のモチベーションを高める。

・優秀な人材の採用を促進する。

入社祝い金は、新入社員にとって大きなメリットです。入社費用や新生活の準備に役立てることができます。

また、給与とは別に収入を得ることができるため、家計の足しにもなります。

入社祝い金は、主に以下の業界で多く見られます。

・製造業

・物流業

・サービス業

・IT業

これらの業種では、入社祝い金付の求人が募集されていることがあります。

業種別の入社祝い金　金額相場

製造業では、1つの工場で大量に採用が必要になるため、人手不足が深刻化しています。

そのため、入社祝い金の相場が高い傾向にあります。

エンジニアや技術者などの専門職の求人では、100万円を超える高額な入社祝い金を支給するケースもあります。

物流業では、人手不足に加えて、ドライバー不足が深刻化しています。そのため、ドライバーの求人では、50万円を超える高額な入社祝い金を支給するケースも見られます。

サービス業では、接客や販売などの職種の求人では、5万円～30万円程度の入社祝い金を支給するケースが多いようです。

IT業では、エンジニアや技術者などの専門職の求人では、100万円を超える高額な入社祝い金を支給するケースも見られます。また、営業職などの職種の求人でも、5万円～30万円程度の入社祝い金を支給するケースが多いようです。

ただし、これらの金額相場はあくまでも目安であり、求人によって金額は異なります。また、支給条件や支給時期なども、求人によって異なるため、応募前に必ず確認するようにしましょう。

入社祝い金付求人への応募方法

入社祝い金付求人への応募方法は、求人サイトや企業の採用ホームページから応募する方法が一般的です。

求人サイトの場合は、検索条件で「入社祝い金」を指定すると、該当する求人が表示されます。企業のホームページの場合は、採用情報ページや求人情報ページから応募ができます。

応募の際には、履歴書や職務経歴書などの応募書類を提出する必要があります。また、面接や筆記試験などの選考を受けることになる場合もあります。

入社祝い金の求人には、いくつかの注意点もあります。

・支給条件が厳しい場合がある

・支給時期が遅い場合がある

・支給額が減額される場合がある

支給条件は、求人によって異なります。例えば、入社後6ヶ月間在籍する。出勤率が一定以上であるなどの条件が設けられている場合があります。

支給時期は、入社後6ヶ月から3年程度が一般的です。また、支給額が減額される場合もあります。例えば、入社3ヶ月以内に退職した場合、支給額が減額される場合があります。

入社祝い金　いつもらえる？

入社祝い金の支給時期は、求人によって異なります。一般的には、入社後6ヶ月から3年程度が一般的です。ただし、入社後すぐに支給される求人や、入社後1年以上経ってから支給される求人などもあります。

また、支給時期は、支給条件を満たすための期間も考慮して決められています。例えば、入社後6ヶ月間在籍するなどの条件を満たすためには、入社後6ヶ月以上経ってから支給されることになります。

近年では、入社祝い金の支給時期が早まっている傾向があります。

以前は、入社後2年程度経ってから支給されるケースが多くありました。しかし、最近でば、入社後3ヶ月程度で支給されるケースも増えています。

これは、企業が新入社員の早期定着を促進するために、入社祝い金の支給時期を早めているためと考えられます。

また、入社祝い金の金額も、近年上昇傾向にあります。

以前は、数万円から数十万円程度の入社祝い金が一般的でした。しかし、最近では、100万円を超える高額な入社祝い金が支給されるケースも珍しくありません。

アスタリスクの中にも、入社祝い金をもらった経験がある方も沢山います。

使い方をその時にアンケートを取ったのですが、人それぞれ。

など様々でした。

参考：

100万円あったらできること　100万円の使い方

入社祝い金の地域ごとの相場金額

日本の県別の入社祝い金の金額相場は、以下のとおりです。

東京都は、人手不足が深刻化しており、優秀な人材の確保が課題となっています。

そのため、入社祝い金を支給することで、人材の採用を促進しています。

神奈川県や大阪府、愛知県などの大都市圏も、人手不足が深刻化しているため、入社祝い金を支給する企業が増えています。

福岡県や千葉県、埼玉県、兵庫県などの中都市圏でも、入社祝い金を支給する企業が増えています。

ただし、これらの金額相場はあくまでも目安であり、求人によって金額は異なります。

また、支給条件や支給時期なども、求人によって異なるため、応募前に必ず確認するようにしましょう。

以下に、具体的な例をいくつか挙げます。

・愛知県の製造業では、入社祝い金として100万円が支給される求人もある。

・神奈川県の物流業では、入社祝い金として50万円が支給される求人が多い。

・大阪府のIT業では、入社祝い金として30万円が支給される求人がある。

また、最近では、地方の企業でも入社祝い金を支給するケースが増えています。

例えば、北海道の製造業では、入社祝い金として30万円が支給される求人があります。また、沖縄県の観光業では、入社祝い金として20万円が支給される求人もあります。

※時期限定のものが多いのでよくご確認ください。

入社祝い金をもらった際の税金面でのデメリット

入社祝い金をもらった際の税金面でのデメリットは、以下の2つが挙げられます。

・所得税や住民税や住民税がかかる

・社会保険料の算定対象になる

入社祝い金は、給与所得に該当するため、所得税や住民税の対象となります。

所得税は、入社祝い金の金額に応じて、以下の税率が適用されます。

※平成25年から令和19年までの各年分の確定申告においては、所得税と復興特別所得税（原則としてその年分の基準所得税額の2.1パーセント）を合わせて申告・納付することとなります。

参照：

国税庁　所得税の税率

住民税は、自治体によって税率が異なります。

また、入社祝い金は、社会保険料の算定対象になもなります。

社会保険料は、給与所得の額に応じて算定さえるため、入社祝い金の金額が多いほど、社会保険料の負担も大きくなります。

入社祝い金をもらう際には、これらの税金面のデメリットを理解しておくことが大切です。以下に、入社祝い金をもらった際の税金対策をいくつか挙げます。

• 年末調整や確定申告で、所得控除や税額控除を活用する
• 入社祝い金の金額を、給与などの他の収入と合算して、社会保険料の負担を減らす

また、入社祝い金の支給条件を満たさなかった場合、支給された入社祝い金は、全額または一部が給与所得として課税されることになります。

入社祝い金の支給条件を満たすためには、就業規則や入社時の説明などをしっかりと確認しておきましょう。

番外編

入社祝い金をもらったあと、バックレた場合どうなる？

入社祝い金をもらったあと、バックレた場合、以下のことが考えられます。

• 入社祝い金の返還請求を受ける
• ブラックリストに載る
• 今後の就職に不利になる

入社祝い金は、給与所得に該当するため、会社から貸与されたお金とみなされます。そのため、入社後すぐに辞めた場合、会社から入社祝い金の返還請求を受ける可能性があります。

また、入社祝い金をもらった後にバックレることは、企業にとって大きな損害となります。そのため、企業によっては、ブラックリストに登録するなどの措置をとる場合があります。

さらに、入社祝い金をもらった後にバックレることは、社会人としての信用を失う行為です。そのため、今後の就職に不利になる可能性があります。

入社祝い金をもらった後、バックレることを検討している場合は、これらのリスクを十分に理解した上で、慎重に判断することが大切です。

以下に、入社祝い金をもらった後、バックレるリスクを軽減するための対策をいくつか挙げます。

• 入社祝い金の支給条件をしっかりと確認する
• 入社後、すぐに辞める可能性がある場合は、入社祝い金の受け取りを拒否する
• 入社後、すぐに辞める可能性がある場合は、退職する際に入社祝い金の返還を申し出ておく

また、入社祝い金をもらった後にバックレてしまった場合は、誠意をもって謝罪し、入社祝い金の返還に応じるなどの対応をすることが大切です。

まとめ

入社祝い金は、新入社員にとって大きなメリットです。

もし、入社祝い金100万円の求人を見つけたら、応募を検討してみてはいかがでしょうか。

木村：KIMURA/ アスタリスク、人材戦略グループ長　広告・人事担当

PROFILE：木村瞳。1985年生まれ。岡山県出身。大学卒業後ユニクロに入社し日本各地を転々と転勤し愛知の豊橋へ。人材コンサルタントに興味を持ち、アスタリスクに2014年転職。派遣スタッフさんのフォロー担当を務めながら、広告担当も務め、数多くの企業様へ訪問させていただいた経験と情報を活かし、今は広告担当専属に。求職者の方に忖度しないこと。良い情報も悪い情報も、お話しし、その方にとって間違いのない選択。リスクの低い選択をご提案できるように心がけている。