派遣会社から連絡が来ないと不安になり、どう対応すべきか迷うこともあるでしょう。本記事では、派遣会社から連絡が来ない原因や対策案を紹介します。連絡がないときの対処法も解説するので、どう行動すべきか悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

派遣会社から連絡が来るのが一般的

派遣会社に登録やエントリーを行うと、電話やメールなどで連絡が来るのが一般的です。特に、応募した求人に進展がある場合や、面接の日程が決まったときなどは、派遣会社から必ず連絡が入ります。

しかし、稀に「登録したのに連絡が来ない」「面接を受けたのにその後の返事がない」といった状況が発生します。連絡のタイミングは、派遣会社や企業側の事情によるところも大きいです。祝祭日や長期休暇が重なると、連絡が遅れる場合もあります。

まずは、登録やエントリーをした後に届く自動返信メールを確認し、申請が受け付けられたかを確認しましょう。自動返信メールから1週間程度待っても連絡がない場合は、次にあげるような理由が考えられます。

派遣会社から連絡がこない理由

派遣会社からの連絡が来ない、主な理由を5つ詳しく解説します。

1. 審査や手続き中

派遣会社は、登録者の書類を基に企業とのマッチングを行います。そのため、審査や手続きが長引いていることが原因で、連絡が遅延しがちなのかもしれません。とくに、企業間で連絡を取り合い調整が必要な案件は、祝祭日の影響を受けやすいです。

また、応募が殺到している人気の求人や大手企業とのやり取りは、通常よりも時間がかかる場合があります。エントリーした企業の募集状況を確認し、募集人数が多い場合は1週間ほど様子を見ても良いでしょう。

2. 担当者の連絡漏れ

派遣会社の担当者が多忙な場合、担当案件が多すぎて連絡が来ないことがあります。そのような場合、連絡漏れが発生しているかもしれません。特に、複数の案件を同時に抱えている担当者は、業務が追い付かず新規の登録者への連絡に手が回らない可能性があります。

また、システムのエラーやデータの不具合により受付完了していない場合や、登録アドレスや電話番号の不備により、連絡が取れない状況かもしれません。そのような場合は、早急に連絡を取り合うことが重要です。一定日数経過しても派遣会社から連絡が来ないときは、自分から連絡し進捗状況を確認しましょう。

3. 合格時のみ連絡が来るシステム

派遣会社によっては、不採用の場合には連絡をせず、合格者にのみ通知するシステムを採用している会社があります。また、応募者が多い案件では、合格者だけに連絡が行われることが一般的です。このようなケースは、事前説明や応募案件に記載されていることが多いため、登録やエントリーする際には必ず確認するようにしましょう。

面接後、企業と派遣担当者が合否や今後の流れについてすぐに話し合うため、面接結果は通常即日から3日程度で通知されます。そのため、1週間経っても連絡がない場合は、不採用の可能性が高いです。

また、書類選考の場合も同様に、1週間程度連絡がなければ、書類審査に通過していないと考えて良いでしょう。どちらの場合も、待ち時間を無駄にしたくない場合は、担当者に確認することをおすすめします。

4. 紹介する求人がない

派遣会社は、得意とする業種や地域、年齢などがあり、企業により抱えている案件もさまざまです。そのため、自分の希望条件とマッチしない派遣会社に登録すると、紹介できる求人がなく連絡が来ない可能性があります。

また、長期休暇のあるお盆や年末年始、求職者が減る4月から6月頃は応募が少ない閑散期です。そのため、閑散期に限定した業種や地域の条件を提示すると、紹介できる求人が見つからず連絡が来ない可能性があります。

派遣会社から連絡が来ない場合は、求職する時期や条件を見直すか、自分が応募したい条件を多く扱う派遣会社に登録し直してみましょう。

5. 態度に問題があり連絡がストップしている

派遣登録時や面接時の態度に問題があると、派遣会社が紹介をためらい、連絡をストップする可能性があります。たとえば、面接に遅刻や無断欠席をしたり、応募書類に不備が多かったりすると、誠実さに欠ける印象を与えかねません。

また、コミュニケーションに問題がある場合も、連絡が来ない原因です。派遣会社は企業が求める人材を派遣するため、態度やコミュニケーション能力に問題がある人材を紹介することは避けます。もし、派遣会社から態度やコミュニケーションについて指摘された場合は、すぐに改善し、より良い対応を心掛けることが大切です。

派遣会社から連絡が来ないときの対応策

派遣会社から連絡が来ないときは、まずは冷静に状況を見極め、適切な対応を取ることが大切です。ここでは、連絡が来ないときに取るべき具体的な対応策を紹介します。

1. 提出書類の見直し

派遣会社から連絡が来ない場合、まずは提出した書類に不備がないか確認しましょう。履歴書や職務経歴書などにミスがあると、派遣会社が手続きを進められず、保留になっている可能性があります。特に、電話番号やメールアドレスの記載ミスは致命的です。

もし誤りが見つかった場合は、早急に修正し、派遣会社に連絡して修正済みの書類を再提出しましょう。また、履歴書の内容が古い場合は、最新の職務経歴やスキルに更新しておくことも重要です。

2. 積極的に求職活動をしていることをアピール

派遣会社は、登録者がどれだけ積極的に求職活動を行っているかを重視しています。そのため、ただ待つだけでなく、積極的に活動していることをアピールすることが大切です。派遣会社の担当者に定期的に連絡を取り、求職活動の進捗を確認することや、新たな求人案件について質問することで、担当者に積極性をアピールできます。

また、自分の希望条件に合った求人が見つからない場合でも、柔軟に他の選択肢を検討する姿勢を見せることが、より早く仕事を見つけられるポイントです。

3. 他の派遣会社に登録する

派遣会社から連絡が来ないときは、他の派遣会社にも登録してみましょう。複数の派遣会社に登録することで、より多くの求人にアクセスが可能です。選択肢が増えれば、自分に合った企業も見つかりやすくなるでしょう。

なお、複数の派遣会社に登録する場合は、その旨を各派遣会社に必ず伝えてください。特に、すでにエントリーしている企業がある場合は、重複を避けるためにも事前に報告が必要です。内定を断る状況が重なると、信頼を失い、今後の紹介が難しくなる可能性があります。

4. 自分から連絡を取る

派遣会社からの連絡が来ない場合は、自ら積極的に連絡を取ることが大切です。電話やメールで担当者に状況を確認し、積極的に進捗を尋ねましょう。担当者と頻繁に連絡を取ることで、対応が迅速になる場合があります。

特に、連絡が来ない場合や、重要な情報が伝えられていないと感じた場合は、自ら行動を起こしましょう。問題の早期解決につながり、スムーズな入職を実現できます。

5. 迷惑メールをチェック

派遣会社からの連絡が来ない場合は、迷惑メールフォルダに振り分けられているかもしれません。特に、派遣会社からのメールは自動送信されることが多く、迷惑メールフィルタに引っかかりやすいです。

定期的に迷惑メールフォルダを確認し、重要なメールが振り分けられていないかをチェックする習慣をつけましょう。なお、派遣会社のドメインを受信許可リストに追加しておくことで、迷惑メールフォルダへ入らなくなります。

派遣会社から連絡が来ないときによくある質問

派遣会社からの連絡が来ないときの、よくある質問をまとめました。連絡が来なくて困っている方は、ぜひ参考にしてください。

Q. 派遣会社から連絡が来ないときは不採用でしょうか？

1. 派遣会社から連絡が来ないからと言って、全ての結果が不採用とは限りません。審査の遅れや担当者の連絡ミスなど、さまざまな原因が考えられます。面接から1週間経っても連絡がない場合は、派遣会社へ確認しましょう。

なお、派遣会社や応募先により、合格者のみの連絡に限定している場合もあります。そのような方法を採用している場合は、予め提示されていることが多いです。登録やエントリーする際は、合否の有無についても事前に確認しましょう。

Q. 顔合わせしてから何日くらいで連絡が来ますか？

1. 顔合わせ（面接）が終わった後、1週間以内にはメールや電話などが来るのが一般的です。募集規模や企業の都合により審査が長引く可能性もありますが、1週間を過ぎても連絡がない場合は、派遣会社へ進捗状況の確認を積極的に行いましょう。

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出典：アスタワーク

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派遣から連絡が来ない時は自ら連絡

派遣会社から連絡が来ない理由には、審査中や書類不備、担当者の連絡漏れなど、さまざまな原因が考えられます。連絡が遅いと感じた場合は、時間を無駄にしないためにも、自ら連絡を取ることが重要です。登録や面接から1週間経っても連絡がない場合は、派遣会社へ連絡してみましょう。

木村：KIMURA/ アスタリスク、人材戦略グループ長　広告・人事担当

PROFILE：木村瞳。1985年生まれ。岡山県出身。大学卒業後ユニクロに入社し、採用や育成を担当。現職のアスタリスクへ2014年入社。面接や育成は通算15年以上携わっています。アスタリスクに入社してからは数多くの企業様へ訪問し人材コンサルの支援をさせて頂いています。その経験を活かし、現在は管理職として、幅広い職種の方の転職をサポートしています。

MESSAGE：取引先にも求職者の方にも忖度しないこと。良い情報も悪い情報も、お話しし、その方にとって間違いのない選択。リスクの低い選択をご提案できるように心がけています。