フォークリフトとは?主な種類から必要な免許・資格、仕事のメリットまで徹底解説!
目次
フォークリフトとは?
フォークリフトは、油圧を利用してフォーク(ツメ)などを上下させるマストを備えた自走式荷役運搬車のことです。車体の前面に貨物を運ぶためのフォークを備えており、このフォークを荷物の下やパレットに差し込んで、持ち上げて運搬します。
重い荷物を持ち上げた状態でも走行できるため、手作業と比べて大幅に作業時間を短縮できるのが最大の強みです。また、マストを伸ばすことでフォークが上昇し、高い場所へ貨物を移動させることもできます。
ただし、短距離での荷役運搬を目的としているため、最高速度は10~20km/h程度とそこまで速くはありません。
フォークリフトが活躍する場所
フォークリフトは主に倉庫や工場、港湾施設などで導入されています。しかし、その活躍の場はそれだけにとどまりません。
運輸業や食品製造業はもちろん、鉄鋼業、木材製造業、土木建築業、解体業、造園業、さらには電気工事業まで、多くの業界の最前線で必要とされている頼もしい機械です。
フォークリフトの主な種類と動力
「フォークリフト」と一口に言っても、実は作業環境や運ぶ荷物の種類によって使われる車体は様々です。ここでは、求人でもよく見かける代表的なフォークリフトの種類と、その動力の違いについて分かりやすく解説します。
カウンターバランスフォークリフト
フォークとマストが車体の前方にあり、運転席に座って操作する一般的なタイプのフォークリフトです。車体の後方に重り(カウンターウエイト)が設けられているため、前方の重い荷物を持ち上げても安定性を保ちながら走行できる作りになっています。
走行速度も比較的速く、自動車の運転に近い感覚で操作できるのが特徴です。
リーチフォークリフト
立った状態で運転するタイプのフォークリフトです。車体が静止したまま、フォーク部分(リーチ)だけを前後に動かすことができます。
小回りが利くため、室内や狭い通路、倉庫での作業に向いているのが特徴です。
その他の種類
- サイドフォークリフト: 車体の真横にフォークがついたタイプで、木材やパイプなどの長尺物を運ぶのに適しています。
- ウォーキーフォークリフト: 運転者が乗車せず、歩きながら操作する歩行走行式です。小型なので、狭い場所での荷物移動に便利です。
- オーダーピッキングトラック: 運転席が荷台と一緒に上下に動くタイプで、高所での手作業による積み下ろし作業で活躍します。
- マルチディレクショナルフォークリフト: 前後左右の全方位に進むことができ、狭い場所での方向転換が容易なタイプです。
動力の違い(バッテリー式・エンジン式)
- バッテリー式(電動): バッテリーに溜めた電気でモーターを動かすタイプです。排気ガスが出ず、騒音も少ないため、屋内(倉庫や工場)や、深夜・早朝の住宅街での作業に向いています。現在、3トン以下の小型フォークリフトではこのタイプが主流です。
- エンジン式: ガソリン、ディーゼル、LPGガスなどを燃料とするタイプです。連続稼働時間が長くパワフルなため、主に屋外での長時間の作業に適しています。
フォークリフトの運転に必要な免許・資格とは?
フォークリフトを運転するには、専用の資格が必要になります。「なんだか難しそう…」「お金や時間がかかるのでは?」と不安に思う方もいるかもしれませんが、実は未経験からでも非常に挑戦しやすい資格です。
ここでは、必要な資格の種類や、取得にかかる費用・日数について詳しく解説します。
扱う重さで変わる2つの資格
フォークリフトを操作するには、取り扱う「最大荷重」によって2種類の資格のいずれかが必要になります。
- フォークリフト運転特別教育: 最大荷重1トン「未満」のフォークリフトを操作する場合に必要です。学科と実技それぞれ6時間以上の講習を受けることで修了証が交付されます。
- フォークリフト運転技能講習: 最大荷重1トン「以上」のフォークリフトを操作する場合に必要です。労働安全衛生法により、この講習の修了が義務付けられています。
取得にかかる日数と費用
所持している自動車免許の種類や実務経験によって、講習時間と費用は変わります。
- 普通自動車免許を持っている場合: 31時間の講習で、平均取得日数は約5日です。費用は3万6千円〜4万円台が目安です。
- 普通免許がなく、経験もない場合: 35時間の講習で、平均日数は約5日です。費用は4万円〜5万円台が目安となります。
土日にも講習を行っている教習所が多いため、働きながらでも取得が可能です。また、一定の条件を満たせば「教育訓練給付制度」を利用でき、費用の20%相当(最大10万円)が支給されることもあるため、事前にハローワークなどで確認してみましょう。
受験資格と合格率
受験資格は非常にシンプルで、「18歳以上であること」のみです。年齢の上限もありません。
さらに、試験の合格率は約98%〜99.9%と言われています。フォークリフトに触ったことがない未経験の方でも、真面目に講習を受ければほぼ全員が資格を取得できるため、安心して挑戦できます。
フォークリフトで公道は走れる?
倉庫間の移動などで「フォークリフトに乗ったまま公道を走れたら便利なのに」と思う場面があるかもしれません。結論から言うと、一定の条件をクリアすれば公道を走ることは可能です。
しかし、通常の自動車とは異なる独自の厳しいルールが存在します。
公道走行に必要な条件
必要な条件を満たせば、フォークリフトで公道を走ることは可能です。
公道を走行する場合、フォークリフトの大きさや最高速度に応じて「小型特殊自動車」「新小型特殊自動車」「大型特殊自動車」に分類され、役所に申請してナンバープレートを取り付ける必要があります。
さらに、フォークリフトの資格とは別に、分類に対応した運転免許(大型特殊免許や小型特殊免許など)が必要です。
公道でのNG行為
公道を走行する際、以下の行為は法律で禁止されているため注意が必要です。
- 荷役したままの走行: フォークリフトには道路上で荷物を積むための「最大積載重量」が定められていないため、荷物を積んだまま公道を走ることは違反となります。
- 荷役作業: 公道上で荷物の積み下ろしなどの作業を行うことは禁止されています。
- けん引走行: フォークリフトを使って公道で他の車両などをけん引することは認められていません。
- 作業灯の点灯: 他の自動車の迷惑になるため、公道で作業灯を点灯して走行してはいけません。
フォークリフト作業で知っておくべき安全対策
フォークリフトは重い荷物をスムーズに運べる便利な機械ですが、その分、一歩間違えると大きな事故につながる危険性も秘めています。自分自身や周囲の仲間の安全を守るためには、日々の点検と正しいルールの徹底が欠かせません。
ここでは、現場で働くうえで必ず知っておきたい基本的な安全対策について解説します。
日常の点検(始業前点検)
労働安全衛生規則により、その日の作業を開始する前にフォークリフトの「始業前点検」を行うことが義務付けられています。ブレーキや操縦装置、油圧装置の機能、車輪の異常、ライト類の機能などを毎日しっかりチェックしましょう。
これにより、車両トラブルによる事故を防ぎ、フォークリフトを長く安全に使い続けることができます。
労災事故・物損事故を防ぐために
小さなフォークリフトでも1トンを超える重量があり、接触すれば重大な事故につながる危険性があります。 前方に荷物を積んでいると死角ができやすいため、基本はバック(後進)で走行し、見通しの悪い場所では「指差呼称」で安全を確認することが必須です。
また、ハンドルを切ると車体後部が大きく外側に振れるため、人や物への接触には十分注意しましょう。
制限速度を守り、決められたルールに従って運転することが、何よりの事故防止策です。
フォークリフトの仕事をする3つのメリット
「わざわざ資格を取ってまで、フォークリフトの仕事をするメリットって何だろう?」と思う方もいるかもしれません。
ここでは、フォークリフトの仕事を選ぶ3つのメリットを紹介します。
未経験からでも挑戦しやすい
フォークリフトの資格は18歳以上なら誰でも受講でき、合格率も非常に高いため、未経験からでも取得のハードルが低いです。
特にカウンターバランスフォークリフトは座ってハンドル操作を行うため、自動車の運転と感覚が似ており、未経験者でも比較的スムーズに乗りこなせるようになります。
求人数が多く、安定して働ける
物流や倉庫業界だけでなく、製造業、建設業など幅広い現場でフォークリフトは必要とされています。そのため、一度資格を取ってしまえば「一生モノ」のスキルとなり、就職や転職活動において有利に働くのです。
経験を積めばさらに重宝され、安定して長く働き続けることができるでしょう。
給与や時給が高め
フォークリフトの操縦は専門的なスキルを要するため、一般的なピッキングや仕分けといった軽作業に比べて、時給や給与が高く設定されている傾向があります。
体力的な負担を少しでも減らしつつ、効率的にしっかりと稼ぎたい方にとって、魅力的な仕事です。
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フォークリフトに関するよくある質問
Q. 自動車の運転免許を持っていなくても、フォークリフトの資格は取れる?
A. 取得可能です。
フォークリフトの資格(運転技能講習および特別教育)は、「18歳以上」であればどなたでも受講・受験が可能です。
自動車の運転免許を持っていなくても問題ありません。ただし、普通自動車免許を持っている人(31時間講習)に比べると、免許を持っていない場合は講習時間が長くなり、35時間の講習を受ける必要があります。
Q. フォークリフトの資格は、どれくらいの期間と費用で取れる?
A. 最短2日〜5日、費用は約2万〜4万円前後で取得可能です。
現在持っている免許や実務経験によって変わりますが、普通自動車免許を持っている方なら最大31時間の講習となり、平均して約5日間で取得できます。
費用はおよそ3万6千円〜4万7千円前後です。免許をお持ちでない完全未経験の方でも、35時間の講習(約5日間)で、4万円〜5万円程度で取得できるため、国家資格としては挑戦しやすいでしょう。
Q. フォークリフトで公道を走ることはできる?
A. 条件を満たせば可能ですが、荷物を積んで走ることはできません。
公道を走るには、フォークリフトの運転資格とは別に、役所で取得したナンバープレートの取り付けと、車体の大きさに応じた「特殊自動車運転免許(小型特殊・大型特殊など)」が必要です。
ただし、公道で荷物を積んだまま走行したり、荷物の積み下ろし(荷役作業)を行ったり、他の車両をけん引したりすることは法律で禁止されています。公道を走るのは、あくまで事業所間の移動などです。
Q. 未経験からでもフォークリフトの仕事に就ける?
A. もちろん可能です!
フォークリフト運転技能講習の合格率は98%以上と言われており、全くの未経験でもしっかり講習を受ければ問題なく資格を取得できます。
実際の求人では経験者が優遇される傾向もありますが、「未経験OK」の求人も存在。また、入社後に会社の費用負担で免許を取得できる「資格取得支援制度」を用意している企業もあるため、そういった求人を狙うのもおすすめです。
フォークリフトの資格を取得して、効率よく稼げる仕事に挑戦しよう
フォークリフトは、物流や製造などあらゆる現場で欠かせない重要な機械です。資格取得のハードルは意外と低く、未経験からでも数日間の講習で一生モノのスキルを手に入れることができます。
体力的な負担を減らしながら、一般的な軽作業よりも高い給与で効率よく稼ぎたい方にとって、フォークリフトの仕事は魅力的です。
「資格を活かして安定した職場で働きたい」「未経験から挑戦してみたい」とお考えなら、ぜひアスタワークであなたにピッタリの求人を探してみてください。新しいスキルを身につけて、キャリアアップへの第一歩を踏み出しましょう!
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